恐怖箱蟻地獄 [ 原田空 ] : アリ（昆虫）は、いかがです。

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竹書房文庫原田空矢内倫吾竹書房発行年月：2009年07月ページ数：221p サイズ：文庫 ISBN：9784812438640 原田空（ハラダソラ）埼玉県出身。実話怪談コンテスト超ー1／2007大会、6位。2008年、『恐怖箱　蛇苺』で共著デビュー矢内倫吾（ヤナイリンゴ）埼玉県出身。超ー1／2007大会、4位。第4回ムー・ミステリーコンテスト小説部門に「黒い臨月」で入選。2008年、『恐怖箱　老鴉瓜』で共著デビュー高田公太（タカダコウタ）1978年、青森県出身在住。独身。超ー1／2007大会、2008大会にて戦績を残し、今に至る（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）ジッポ／香典返し／戌／たけ強ぇ神様／にきび／帰還／母屋に障る／もらい子／蟹音／出されたもの〔ほか〕日常の隙間でひそかに起きている怪事、変事。それは、この世ならざる者の見えない手がそっと我々の世界にひとさし指を差し込み、くるりと掻き混ぜている様を思わせる。コーヒーに浴かした砂糖をスプーンで掻き混ぜるがごとく、やつらは不気味なまでの自然さで、暴力的に我々の平和を乱してくる。明確な悪意を持つ指もあれば、悪戯好きの指もある。だが、どんな意図にせよ、その指が作る渦に運悪く巻き込まれてしまった者は、蟻地獄の巣穴に落ちた虫のようにあの世に引きずり込まれ、泥沼の恐怖を味わうことになる。日常に突如ひらく小さな穴、その穴に落ちた47人の戦慄の体験談をこっそりと淵から覗いていただきたい。くれぐれも落ちないようご用心、ご用心…。本人文・思想・社会心理学超常現象文庫人文・思想・社会 >>詳細を見る